活動実績
旧吉祥寺通り整備の提案
平成19年(2007年)9月の協議会発足以来、歩道が狭く、路線バスをはじめ自動車交通量が多く、小学校の通学路として交通安全対策が求められていた都道(旧吉祥寺通り)について、協議会と三鷹市が検討を重ね、道路整備に向けてさまざまな取り組みを行いました。最初に取り組んだことは、路線バスのルートを西側に完成した都市計画道路へルートを変更することでした。そして、勉強会や視察、調査を行い、人々が安心して歩けるゆとりとふれあいのある道にするためには、一方通行化が必要であるという協議会案をまとめました。地域の合意形成に向けては、アンケートの実施や協議会役員による個別訪問などを行い、経過や趣旨、目的などを丁寧に根気強く説明し、地域住民の合意を得ることができました。そして、平成23年(2011年)2月に「新川宿まちづくりに関する要望書」を三鷹市に提出しました。
整備にあたっては、歩道と車道の段差解消、ボラードの設置、歩道はヒートアイランド対策として透水性を持たせ、舗装に太陽熱を減衰し、路面温度を下げる熱交換塗料を塗布する方法を採用するなど、道路整備に協議会の意見を反映させました。道路愛称名は、小学校の児童や地域の方から公募し、「新川宿ふれあい通り」に決定しました。
結果、整備前の幅員構成が歩道1m(両側)、車道6mだったところを、整備後は、歩道2m(両側)、車道4mの歩車共存道路として整備し、平成24年(2012年)3月に一方通行化を実現しました。
新川宿ふれあい朝市の開催
平成24年(2012年)3月に完成した新川宿ふれあい通りでは、地域住民の交流や商店街の活性化を図るため、年に2回、「新川宿ふれあい通り朝市」を開催しています。
朝市当日は、新川宿ふれあい通りの道路通行止めを行い、新川商工栄会や地域のお店による模擬店、さらには、第一小学校のブラスバンドや第六中学校の吹奏楽部の演奏、子どもたちのパフォーマンス、PTAによる絵本の読み聞かせ、地元野菜の販売など、地域ぐるみで楽しめる朝市として、毎回、大勢の来場者で賑わっています。
また、平成28年(2016年)4月に移転してきた杏林大学との新しい交流も始まり、世代を超えて地域のつながりが広がっています。
美化活動の実施
道路整備後、当団体は三鷹市みちパートナー制度に登録し、近隣住民とともに道路の清掃活動を定期的に実施しています。また、地域の小学校の児童やボランティアの市民と道路内にある植樹帯(ポケットパーク)の管理も定期的に行い、美化活動を行うとともに、地域のコミュニティーの活性化に大いに寄与しています。
また、平成28年度に「まちなかグリーンベルト事業」に協力し、エリア内6箇所が緑化施工され、まちに緑のスペースが増えました。
平成28年(2016年)8月には、当協議会の美化・清掃活動等が評価され、公益社団法人日本道路協会から、道路功労者表彰を受賞しました。
あいさつ運動の推進
新川宿まちづくり協議会では、地域の子どもたちの健全な成長を見守るため、第一小学校や第六中学校の校門で行なわれるあいさつ運動にも参加しています。また、「広げよう 地域の笑顔 あいさつで」をスローガンに、地域全体であいさつ運動を進めています。