審査員講評

林家木久蔵氏(落語家・ふるさと三鷹応援団)

今年も審査員をさせていただきましたが、年々レベルが高くなっているように感じます。

今回のジュニア部門最優秀賞の作品は、審査員満場一致でした。4コマまんがの良さがよくわかるもので、何かがちょっと違っていても最優秀賞にならなかったかもしれないような絶妙のバランスで素晴らしかったです。

一般部門の皆様もおめでとうございます。どの作品もとても良く、4コマにいろいろなものがつまっていて、ユーモアが心を豊かにしてくれました。賞の順番がどうなってもおかしくないくらい良い作品が多く、審査は本当に難儀しました。

ではここでなぞかけを一つ。
「Poki4コマまんがコンテスト」とかけまして、「骨折した人」ととく。そのこころは、「審査、とっても骨が折れました。」「ポキッ!」
皆様、おめでとうございます!

小坂タイチ氏(イラストレーター)

受賞された皆様、このたびは誠におめでとうございます。

今回のコンテストでは前回を上回る500件以上の応募があり、大変驚くとともに三鷹の名物イベントとして多くの方に親しまれていることを嬉しく感じております。全ての作品を拝見しましたが、年々クオリティが向上し、表現の幅も広がっていることを実感いたしました。

コンテストも第3回を迎え、応募作品には「三鷹らしさ」を意識した独特のカラーが見られる一方で、Pokiをモチーフにしながらも自身の個性を大胆に表現した新鮮な作品も多く、非常に印象的でした。今回のグランプリでは、一般部門とキッズ部門それぞれにその二つの魅力が見事に反映されています。来年のコンテストもさらに楽しく意欲的な作品が集まることが確信できました。

最後に、ご応募いただいた全ての皆様に心より感謝申し上げます。どの作品も本当に素晴らしかったです!

現代洋子氏(漫画家)

今年もたくさんの4コマまんがのご応募ありがとうございました!クスッと笑える楽しい作品、しみじみ味わい深い作品、どれも甲乙つけがたく、審査は楽しくも選ぶのに大変悩みました。

ジュニア部門の最優秀賞は、Pokiを分解するという斬新な発想に審査員一同驚き、笑ってしまいました。Pokiが生き生きと描かれた作品が多くて、子供たちの生活にすっかり溶け込んでいるんだなあと思いました。

一般の部の最優秀賞は4コマまんがなのにアニメを見ているような、カラフルで動きのある絵がとても魅力的でした。優秀賞の“Pokiと太宰治との共演”の作品も素敵でした。

今回も日本中、海外からもご応募があったとのこと。このコンテストが、Pokiや三鷹を多くの方に知っていただけるきっかけになれば嬉しいです。

西岡純一氏(株式会社スタジオジブリ 執行役員)

今年も楽しい作品がたくさん集まり、コンテストの盛り上がりを実感しました。惜しくも入選を逃した作品にも、大好きな作品がたくさんありました。一年ぶりの審査でしたが、こんなにたくさんの方が、日々、ネタを探してPokiや三鷹市の事を考えていると思うと、なんだか楽しくなってきます。今年から始まった”みたポ”も、さっそくネタとして取り上げられていましたね。

また昨年、「Pokiは絵描き歌に向いている」という感想を述べたら、今年の作品として実にたくさんのPokiの絵描き歌が寄せられました。優秀な作品にはどなたかメロディを付けてもらえたら面白いのでは。三鷹にお住いの音楽家のみなさん、いかがでしょうか。

この三年間を通じて、Pokiというキャラクターのたくさんの物語が生まれました。Pokiの暮らしや性格もだんだんと皆さんに伝わってきたことと思います。さて、次はどんなPokiの物語をみせてもらえるでしょうか。ワクワクします。

大朝摂子氏(三鷹市スポーツと文化部長)

今年も多くの皆様のご応募、ありがとうございました!毎年、新しい作品に出合うたびに、私たちはPokiの新しい姿を知ることになります。

ジュニア部門最優秀賞の作品は、今まで誰も思いつかなかったPokiのフォルムチェンジで、PokiなんだけどPokiじゃない、というところが何度見てもクスッと笑える作品です。

一般部門の最優秀賞作品は、絵本に描かれた物語のようです。身近な場所に見つかるたくさんのPokiたちが、夜になるとこっそりどこかに集まっているのかも、と想像すると楽しいです。

Pokiは皆さんが描いてくれた4コマの中で、表情豊かに様々な体験をしています。作品の数が増えるごとに、私たちはPokiをいっそう好きになってゆくのだと思います。3回目のコンテストですが、毎回新しい物語が生まれ続けるのも、Pokiの魅力かもしれません。また来年も、新しい物語が紡がれることを願っています。

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