公開日 2026年02月13日
三鷹まちづくりフォトコンテストは、写真を通じて、より多くの市民に身近にある三鷹の魅力を再発見し、地域に対する興味・愛着を深めてもらうことや、より良い景観づくりに関する機運を醸成することを目的に開催しているコンテストです。
2025年1月1日から2025年12月31日までの1年間に撮影した三鷹市内のまちの景観や情景、自然、人々のふれあい、まちかどの一コマなど三鷹の魅力を発信する写真など広く募集したところ、市内外176人から556点の作品の応募がありました。
厳正なる審査の結果、以下のとおり入賞者が決定いたしました。
◆入賞作品
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- 作品タイトル
- やさしい輪郭
- 撮影場所
- 武蔵野の森公園
- 撮影日
- 2025/08/02
- 撮影者
- 栗山 弘志さん
- 撮影者コメント
- 日没前の時間を狙い、逆光が生み出す「かたち」だけで人の気配や関係性を描こうと思いました。 輪郭だけになった夫婦と犬の姿は、何も語らずとも深いつながりや穏やかな時間を伝えてくれる気がしました。 その姿は決して鋭くも、固くもない。
ただただ柔らかく、光に包まれていました。
「やさしい輪郭」という言葉には、そんな一瞬の穏やかさと、誰かと過ごす何気ない日常へのまなざしを込めています。 - 講評
- 惹きつけるいいタイトルをつけられましたね、視覚映像と共に伝えたいことを言語化するタイトルも大事です。人生ドラマを彷彿させる印象強い作品になっています。
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- 作品タイトル
- あ~ん
- 撮影場所
- 三鷹市農業公園
- 撮影日
- 2025/08/09
- 撮影者
- 大谷 正志さん
- 撮影者コメント
- 最近、スズメを見ることが少なくなった気がします。珍しくスズメが給餌をしているところに出会いました。
- 講評
- 撮影者の観察眼とカメラというリアルな描写力によって自然界の営みをいいシャッターチャンスで捉えています。後方左の木漏れ日が、小鳥がさえずっているようにも見えてきますね!
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- 作品タイトル
- ジブリ美術館のはらぺこあおむし
- 撮影場所
- 三鷹の森ジブリ美術館付近
- 撮影日
- 2025/08/29
- 撮影者
- 大島 宏之さん
- 撮影者コメント
- ジブリ美術館前には季節によって色々な落ち葉が楽しめますが、この日、珍しい葉っぱに出会いました。どんな味がするのでしょう。
- 講評
- 日常にひそむ面白さを発見したときは楽しい気持ちになりますね。一葉の虫喰い枯葉を介して想像力を掻き立てる感性が素敵です。ジブリの世界観へ誘う余韻の残る作品です。
- 作品タイトル
- 思い出を残そう
- 撮影場所
- 三鷹中央通り 下連雀7丁目交差点付近
- 撮影日
- 2025/09/14
- 撮影者
- 中村 靖さん
- 撮影者コメント
- 夏の楽しい思い出をスマホに残して振り返る。それも楽しいひととき。
- 講評
- スマホのカメラ機能により、写真がより身近になってきました。記憶に残したいと思うことをリアルタイムに記録するという行為を表わす、表現の多様性による作品です。
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- 作品タイトル
- 灯りがのぼる夜
- 撮影場所
- 国際基督教大学
- 撮影日
- 2025/10/13
- 撮影者
- 岩谷 詩織さん
- 撮影者コメント
- ICU祭のフィナーレで上がったランタンが準備をしてきた学生たちのいろいろな思いを込められたランタンのように見え、美しかったです。
- 講評
- 国際基督教大学の学園祭で、夜空に放たれたランタンの幻想的な風景。三鷹の自然に囲まれたキャンパスでの学生や地域の人々の交流から生まれた笑顔が目に浮かぶようです。(株式会社まちづくり三鷹)
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- 作品タイトル
- 田植応援隊
- 撮影場所
- 大沢2丁目
- 撮影日
- 2025/6/8
- 撮影者
- 能登 正俊さん
- 撮影者コメント
- 三鷹市で最後に残った田んぼで田植がありました。地元の親子が参加する田植え体験は都市部にいながら自然と触れ合う良い機会です。
- 講評
- 子どもたちの田植えを親子共々楽しんでいる様子が感じられます。田植えの苗がどのように育って収穫されるか、体験を通して学ぶ良い機会ですね。秋に是非ご来訪を!(特定非営利活動法人みたか都市観光協会)
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- 作品タイトル
- 巨大なねぎ坊主?
- 撮影場所
- 牟礼5丁目
- 撮影日
- 2025/09/14
- 撮影者
- 尾形 知巳さん
- 撮影者コメント
- 『巨大なねぎ坊主?』ではなくて、ある農家のお屋敷の庭木の一つですが、最初に気づいたときは一寸びっくりしました。
- 講評
- 環境が人間の精神形成に関わっていると言われています。陰影の条件が要因なのでしょうが、ジブリゆかりの地ならではの不思議な世界感を醸している光景のようにも見えますね。
- 作品タイトル
- 国際的名所になるかも
- 撮影場所
- 井の頭恩賜公園
- 撮影日
- 2025/09/07
- 撮影者
- 布施 彰さん
- 撮影者コメント
- 井の頭公園でも外国人観光客が訪れるようになった。三ツ星が付くと良いですね。
- 講評
- 都心近郊でありながら四季折々の美しい自然を愛でることのできる井の頭公園は魅力的な場所と言えるでしょう。緑樹が際立つ清涼感のあるいい光の条件で撮られましたね!
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- 作品タイトル
- ヤットサー!
- 撮影場所
- 三鷹駅南口
- 撮影日
- 2025/08/17
- 撮影者
- 佐久間 俊輔さん
- 撮影者コメント
- 三鷹阿波おどりの一コマ。ダイナミックに表現しました。
- 講評
- 三鷹阿波踊りを題材にした応募作は毎年多いですが、今回は祭り衆を正面からローアングルで狙い、近接で撮られたことで熱気が感じられる祭りの臨場感を良く捉えています。
- 作品タイトル
- チョウダイ!
- 撮影場所
- 仙川平和公園
- 撮影日
- 2025/06/10
- 撮影者
- 千葉 たか子さん
- 撮影者コメント
- 催促する雛を追い払い、独立を促しています。 仙川河川内の水循環ポンプが故障して、来年の3月まで治る見込みがなく、現在カワセミが居なくなっています。 又、このような元気な姿が戻ってくることを願います。
- 講評
- 作品コメントによると「催促する雛を追い払い独立を促している」とあるように、生態を知った上で臨んでいることでこのようなシーンを逃さず撮ることが叶ったのでしょう。
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- 作品タイトル
- これこそスズメ
- 撮影場所
- 杏林大学医学部付属病院付近
- 撮影日
- 2025/12/07
- 撮影者
- 江波戸 友希さん
- 撮影者コメント
- 今年の小学校の夏の自由研究のテーマは身近な野鳥でした。『その鳥は本当にスズメですか?』という題名で、三鷹夏祭りマルシェのイベントで集まる人たちに、三鷹で見られる12種の鳥の写真を見せて、どれだけ知っているのかの結果と共に、解説をまとめたものです。小さい鳥で茶色っぽいとスズメだと勘違いする人が多かったことが印象的でした。頬っぺたに黒い丸印がある、この野鳥こそ、スズメです!と伝えたい写真です。
- 講評
- 野鳥の生態を研究しながら鳥博士を目指している小学生の撮られた三鷹のスズメの写真です。思いは長く持ちつづけることが大事!鳥博士に向かって一意専心を期待しています。
- 作品タイトル
- 私は、これ!
- 撮影場所
- 井口4丁目
- 撮影日
- 2025/08/23
- 撮影者
- 永島 結稀さん
- 撮影者コメント
- ご近所さんと花火をした時の線香花火です。 花火大会の打ち上げ花火も綺麗で良いですが、私はやっぱり静かな線香花火がお気に入りです。
- 講評
- パチパチと音を立てながら繊細な光の軌跡を放つ様は美しく、見入ってしまいますね!自らの視線の延長線上から撮られたことと、灯りを際立たせる暗い背景が正解でした。
- 作品タイトル
- ベンチにも秋が来ました!
- 撮影場所
- 中原4丁目
- 撮影日
- 2025/11/14
- 撮影者
- 黒田 彩仁さん
- 撮影者コメント
- 公園に散歩しにいくと、ベンチに落ち葉が落ちていて、そこには秋がありました。
- 講評
- 落ち葉が降り積ったベンチの情景を擬人的にとらえたインタラクティブアート的な発想がいいですね。紅色のベンチと紅葉を同系色で色彩構成した美的センスもうかがえます。
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- 作品タイトル
- 水面に残る秋
- 撮影場所
- 井の頭恩賜公園 井の頭弁財天 太鼓橋
- 撮影日
- 2025/11/23
- 撮影者
- 宮田 結衣さん
- 撮影者コメント
- 吉祥寺で遊んだ帰りにふらっと井の頭公園に訪れたときの写真です。11月に撮ったので紅葉が綺麗で水面に写っている紅葉に注目して撮影しました。
- この賞について
- WEB上で公開した「応募作品一覧」のページで、2025年6月13日から2026年1月20日までの期間、「いいね!」ボタンによる投票を行い、最も投票数の多かった(投票総数1994票中87票)こちらの作品が選ばれました。
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◆総評
原 きよ審査員(三鷹市在住、朗読家、ナレーター、舞台役者)
今回の総評として直感的に感じたのは、写真は世の中を反映するのだろうか?ということです。自然災害、止むことのない諸外国の争い、日々目にする痛ましい事件事故、そんな世の中のザワツキが写真にも影響するのか、何か焦点を絞りきれない迷いや、撮影の目的がストンと心に落ちていないような印象がありました。そのような中での受賞作品には、撮影者の意図が感じられ、心動いた瞬間と洞察力、何を撮りたいかの焦点がぼやけていませんでした。
一方で今回も三鷹の新たな魅力を発見することが出来ました。ご応募ありがとうございました。

【プロフィール】
元OBS大分放送アナウンサーで太宰治作品朗読を得意とし三鷹市を拠点にライブ活動を行う。音楽家との共演によるホールコンサートにも多数出演。様々なアーティストとコラボする自主企画「響き合いプロジェクト」も好評を得ている。
三鷹ネットワーク大学など講師。 (株)マックミック所属、朗読集団「コトザウルス」、文化庁芸術家派遣事業登録アーティスト。成蹊大学メディアリテラシー演習非常勤講師。

林 義勝審査員(日本写真家協会会員、林忠彦作品研究室代表)
第30回三鷹フォトコンテスト~みんなでシェアする三鷹の魅力~に郷土愛にあふれた眼差しで撮られたバリエーションに富んだ沢山の応募作品がありました。前年度に比べると全体的にインパクトが弱めだったような印象を受けましたが、その中でも結果的には上位入賞作品はどれも力作揃いでした。特に市長賞(グランプリ)、金賞の選考では甲乙つけがたく、悩んだ次第です。その他、今回のテーマに即した内容の「暮らしのそばの自然」「国際的名所になるかも」など自然との親和性を表現した作品が印象に残りました。他に、未来の写真家賞「これこそスズメ」の撮影者は、三鷹に生息する野鳥の自主研究している鳥博士になりたいという小学生で、今後が楽しみです。
作品づくりに必要なことは、いい被写体と出会う為の感性を養うことが大事です。その感性を生かす表現力(撮影技術)を磨き作品づくりにチャレンジされることを期待しています。
【プロフィール】
1950年、写真家 林忠彦の四男として東京に生まれる。エディトリアルの分野で活躍する一方、テーマ写真を得意とし、歴史的背景を織り込んだ日本の原風景や伝統芸能などの撮影に取り組む。ニューヨークをはじめ国内外での写真展多数開催。 主な写真集、「十二支伝説」「龍伝説」「観世宗家能面」「新シルクロード」「東海道の旅」他。新著は、林忠彦・義勝親子の魅力に迫る写真集/伝記「オヤジの背中 写真家・林忠彦──父・林忠彦」。現在、日本写真家協会会員、林忠彦作品研究室代表。