公開日 2025年03月31日

MOKA CHOCOLATE &Factory
MOKA CHOCOLATE & Factory が生まれたきっかけや、背景にある思いとは。
オーナーの小清水圭太さんにお話を伺いました。
チョコレートで人に笑顔を
――子どものころから物づくりを?
もともと料理や工作が好きでした。自由研究で綿アメができる機械を作ったりしてましたね。進学した高専では宇宙工学やエンジンの開発に興味があったんですが、将来は「お菓子で人を笑顔にできる仕事」をやりたいなと。
――人を笑顔に?
中学生のころ、不登校でした。思春期特有の闇期で「自分はもうこの世にいる価値がない」くらい思い詰めてました。でもゲームや映画、アニメに触れて、人をワクワクさせたり笑顔にできるものを自分でも作ってみたいなって。
それで高専を中退して、お菓子の専門学校に入学しました。人にパッと渡してパッと笑顔になってくれるものって考えたときに浮かんだのがお菓子で。
研修旅行でフランスに行ったんですが、本場のショコラトリー(チョコレート専門店)が日常に根づいているのを目の当たりにして、一粒のチョコで幸せを作れる魅力を感じましたね。
日本一の経験を活かして独立
――卒業後はどういうお仕事を?
最初は地元(北海道)のホテルに就職したんですが、すぐに東京に出て、赤坂の小さなチョコ屋さんで働き始めました。チョコづくりにはあまり関われなかったものの店長や営業職を経験し、自分で電話して食材を取り寄せたり、あちこち回ったり。勉強になりましたね。
――チョコづくりはいつから?
次に勤めたチョコレートのOEMメーカーですね。有名ホテルやレストランの依頼を受けてハイブランドなチョコを作る会社で、ここで本格的に3年ほど。
その次が銀座の和光さん。パティスリー部門に入り、最初にもらった仕事が特注ケーキ。お菓子の専門学校時代にマジパン細工の大会で日本一になったことがあって、その経験を活かして有名キャラクターを細工で作ってました。
最終的にお客さんから「前に作ってくれたあの人に頼みたい」とまで言われるようになって、独立することにしました。
いつかチョコのテーマパークに
――独立して今のお店を?
まずお菓子の細工教室を始めました。その後、共同代表である佐藤辰則さんから「OEMの大きい話がある」と相談をもらって、今のお店がある建物の地下にチョコの工場を作ったんです。
そこに会議テーブルを置いて高品質のチョコを販売してみたところ、予想以上に行列ができて。看板もない謎のお店でしたね。その後、テナントが空いたのを機に1階をお店にしました。
――どうしてこの店名に?
佐藤さんとふたりで通販をやっていたころの響きがかわいい「MOKA」の名と、工場感を出したくて「MOKA CHOCOLATE &Factory」としました。
将来的に『チャーリーとチョコレート工場』みたいな場所にしたくて。ディズニーランドじゃないけど例えばチョコが飛んでるみたいな、映画の世界みたいなテーマパーク。色んなチョコを食べに来れる「子供たちがワクワクするチョコ工場」にしたいですね。
店名 | MOKA CHOCOLATE &Factory |
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営業時間 | OPEN 10:00-17:00 |
営業日 | 木金土日営業 |
住所 | 〒181-0002 東京都三鷹市牟礼7-1-35 |